『おもしろかったです』
「無宗教だった著者に ある日、突然 オーラが見えた!」(本書の帯より)
まったく精神世界にも、宗教にも興味がない…それなのにオーラが見えたら自分ならどうするだろうと思います。
著者の山川氏には突然見えてしまって、それからオーラをめぐる冒険や探求がはじまったのだとおもいますが、興味深かったのは「第10章 「心」と「体」は本当に一体か、という問題に関する考察」の部分です。ここは「私」とは何かを考察する章なのですが、なにかやや唐突な告白であり、しかし考察が深くて また怒濤のように書かれてとても迫力のある箇所です。
10章の考察は本当に面白くて、アフリカに全ての色彩を「白」「黒」でしか認識しない部族がいるそうです。そこに「青」という概念を教えるには、外の色が全て青ではないのを指し示すのだそうです。このへんが、独自のオーラカラーの調査報告とあいまってとても面白かったです。私は知らなかったですが、著者の調査によればオーラには白、透明、黒、金色もあるのだそうです。
通常私たちには オーラがあったとして全ての色彩がまったく「透明」にしかみえません。つまり目視できません。もしそれが唐突にカラーで見えだした時、本当に「私」とはなんなのだろうかと思います。
また、これについては、森田健氏がとても興味深い解説を寄せられています。現代の科学では解き明かせないが、これらは「検波」の働きに似ているのだそうです。
森田さんの解説もそうですが、本書は多方面から情報がもりだくさんです。オーラが見えてしまった背景全体がとても興味深いです。いったいそうなってしまう『ヒーリング・ハイ』とはどのような状態か、凄い情報量の文献(物理方面等)を探り思考し文章を書きながら、ピンクフロイドで瞑想して、精神世界にガン飛ばしながら(霊能力者に占ってもらうシーンとか大好きです)木と交流してみる…そこに身近な人からの情報もたくさんあって…あとなんかわかりませんが全体にぼくから友達への暖かい視点みたいなのを感じます。なんというか無茶苦茶生きてて見えちゃったオーラ、そして本当のヒーリングとは なんだろうかと思います。
本書に始まった冒険はその後「リアルファンタジア」などの、マジカルミステリーツアーへと繋がっていくのだとおもうのですが、その発端が描かれた本としてとても面白く興味深いです。ちなみに、コレだけ書いても、本書の内容はまだまだ盛りだくさんで、あとがきまで、今なお考えてる事がつめこまれてて、決着のつかない問題を感じます。